アートとしての写真、を考える

 

はじめまして、Andyと申します。ENZO SHOP KANAZAWAに最近仲間入りしまして、今後ギャラリーや企画関連の担当をさせていただきます。どうぞ宜しくお願い致します!

さてそんな私がつらつらと、最近のトピックスをお伝えするこのコーナー。その名も「Weekly Andy」。度々更新致します、こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

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早速ですが今回は、「アートとしての写真」についてお話したいと思います。

が本題に入る前に、そもそもアートの定義って何でしょう?例えば今や「ポップアート界の巨匠」なんて呼ばれているAndy Warholも、登場当初は「コピーはアートなのか?」論争を巻き起こしたし、同様にBanksyについても、「落書き?それともアート?」という議論を生み出しました。でもこれどちらも答えは、「アートである!」。なぜならそれらは、手法が一風変わったものではあるが、作家の心象風景を表現しているということに変わりはなく、且つ有名芸術作品と同様に価値がつけられ売買され、人々に愛されているのだから。

写真においても同じことが言え、今や海外セレブ達は絵画と同じように写真を落札し、アートとして飾って愛でているものなのです。写真は“プリントで複製できる”性質と“デジタルデバイスの進化により誰でも簡単に撮れはする”という点から、これまた前述の二作家同様「アートか否か」論争の標的になってしまいやすいもの。しかしこちらの答えもまた、「アートである!」です。

ただしアート作品となりうる写真は、緻密な構図計算や高いプリント技術(プリントする人によっても価値が変わる)が要されるもの。なのでプリントする都度エディション番号が入れられるので、正確には「ただ単純にプリント複製できるもの」ではないのです。

だからオークションで丁寧に落札されているのも納得。そして海外でのこういった潮流は今後日本でもスタンダードになっていくことでしょう。

ちなみに今回も出ました!今朝発表になった、PHILLIPS社オークションでの高額写真。それはWOLFGANG TILLMANS氏の『Freischwimmer34』。そのお値段なんと、London会場で249,000ポンド(本日のレートでおよそ3,700万円(!)※)。NYでは145,000ドル(同じく本日レートでおよそ1,600万円)。こちらの写真はタタミ一畳程の大きさで、その存在感はかなりのものなのですが、それにしてもお値段については、ワオ!としか言いようがありませんね…!

 

次回はマグナム所属の写真家、「Elliott Erwitt」氏についてお届け予定です。「Weekly Andy」でした!

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※ 148.25ポンド、113.94ドルでそれぞれ計算。

オークション詳細:

■WOLFGANG TILLMANS『Freischwimmer34』Lot.161、Size:183.2 x 137.2 cm→249,000ポンドで落札(2018.10/4「20TH CENTURY&CONTEMPORARY ART」London会場にて)。

⇨ PHILLIPS Website / 「Freischwimmer34」

■WOLFGANG TILLMANS『Freischwimmer20』LOT.237、Size:182.9 x 136.5 cm→181,250ドルでソールド。(2018.10/4「PHOTOGRAPHS」Newyork会場にて)

⇨ PHILLIPS Website / 「Freischwimmer20」

■この2枚の大作についてPHILLIPSでの詳細

⇨ PHILLIPS Website / WOLFGANG TILLMANS

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