アートとしての浮世絵 UKIYO-E PROJECT

Ukiyo-e project Hokusai Katsushika Japan

浮世絵の「浮世」は「今」「現代」という意味があり、各時代の人気歌舞伎役者や観光スポット等を描いたものです。そんな浮世絵のスタンスを現代に活かしたいという考えのもと、生まれたのが「UKIYO-E PROJECT」です。その代表である三井さんに出会い、その魅力に引き込まれ、ギャラリーENZOで展示会を開催するまでに至ったのは、ちょうど4年前の夏ごろでした。
展示会に来場いただいた方々には浮世絵の魅力や技法などを知っていただきました。思った以上の反響があったので嬉しかったのですが、同時にまだまだ浮世絵の魅力が知られていないのかなと感じていました。
しかし今では、「UKIYO-E PROJECT」は日本国内のみならず、海外でも評価され、ロンドンの大英博物館、ウィーンの応用美術博物館やマイアミ大学図書館等、世界各国で所蔵されています。やはり、それだけの歴史的価値や、素材や技術の魅力はあるんだと言えます。

これからの浮世絵を考える

元はチラシのようなものだった浮世絵は、現代では伝統芸術として継承されています。20世紀のデジタルコピー技術とは違い、複数の職人さんが分業で作っており、300年以上の歴史があると言われています。一枚の浮世絵を作るのには、まず版元のディレクションから「絵師」がデザインを起こします。次に、絵師が描いた下絵から「彫師」が色ごとに版木に彫ります。その後、「摺師」が版木で一枚一枚和紙に色を摺り重ねていき、繊細な表情の絵が完成します。そんな浮世絵を、輪島塗りなどの伝統工芸と同じように世界に誇れる表現方法として後世に継承する。その一翼を担えればと思い、伝統芸術という今までの在り方に、コレクティブアートという現代の要素を取り入れた浮世絵をお届けします。
今回は、「UKIYO-E PROJECT」の作品の中でも、誰もが知る葛飾北斎の【冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 】を限定で初摺エディション50枚のみ販売させていただきます。

コレクションとしての価値

近年特にデジタル印刷の模倣品が多く流通しているので、本物の浮世絵を手にいれるのが難しくなっています。こちらの作品には、それが唯一のものと証明する「エディションカード」が付属し、作品の裏側にはスタンプが押されます。また、UKIYO-E PROJECTのアドバイザーでもある新藤茂先生の詳しい解説書も付属しています。
まだまだ過小評価されている浮世絵ですが、逆に考えるとまだ手に入れやすい価格でもあります。

価格:
額装なしの価格は税込で55,000円
額装付きは税込で76,000円 (額装代21,000円を含む)

今回、初摺50枚と限られた枚数ですので気になる方はお早めにご連絡ください。