数年に一度会えるか会えないかの時計があります。ただし会えてもご縁が無かったモノやそのモノ自体がNGだったり、、、そんな数年に一度しか会えない時計の一つがこの「COMMANDO」
そんなCOMMANDOが手元にやって来た。パッ見エクスプローラー1みたいにも見えるが、6時位置の「COMMANDO」のレタリングが目を引く。ただならぬ雰囲気である。
60年代後半に製造され、米軍のPXで少量販売される。70年初頭に入りアバクロンビーAbercrombie & Fitchでも僅かに販売があったという。
- 当時のアバクロンビーの広告
- オイスターケースに手巻きムーブメント
ずっと以前より海外のコレクターには絶大な人気を誇るこのコマンド。数年に一度サザビーズやクリスティーズなどのオークションに出る事も。
ただ、フェイクも多く購入時にはかなりの注意が必要です。文字盤はもちろんですが、針やケース、そしてリファレンスにシリアルと、色々と決まり事があります。
裏蓋の刻印は6426でケースのラグ間の刻印は6429の組み合わせです。
シリアルナンバーは、207xxxx始まりである事が、必須というのが私的見解です。
かなり好きな1本ですが、数年に一度しか出会えない「COMMANDO」。
だからこそ、皆さんにはちゃんとしたモノを持って頂きたいと思い、コマンドの解説を少しだけ書かせて頂きました、、、しかしカッコいいな。
ENZO / NAKAI