取材協力/HODINKEE Japan Part1, DAYTONA16520Floating dial almost new

かれこれ数ヶ月前にホディンキージャパンの取材という事で、コスモグラフデイトナref.16520を持参してホディンキーのオフィスに伺った。ライターの戸叶君のインタビューと同時に撮影が進められた。

取材の中での話題の中心は、ヴィンテージロレックスを取り巻く状況や動向、マーケットについてが主だったような気がする。今回用意した恐ろしく綺麗な（ほぼ未使用）デイトナ16520 R番200タキについての希少性やオリジナリティーを、どうだ！と言わんばかりに出したかった訳ではない。
日本にはまだまだヴィンテージロレックスのレアピースや恐ろしくコンディションの良いものが多々残っているという事。当時、今の中国を凌ぐ勢いで世界中の美術品や時計、宝石、車、古着等々を買っていたという事です。あっ、ハイブランドもですね。

それらが数年前、いやもっと前か？からどんどん海外に流出していて、もう日本には良いものが無いんじゃ無いか？なんて言われてりしています。しかしながら、ヴィンテージリーバイスなんかも、まだ日本に一番残っているのではないかと思う。そのくらいジャパンマネーは強かったしボーダレスでよい物を評価するという美意識の高さは世界で群を抜いていたのではないかと思う。

今回の取材を通して、僕の仕事は価値のある物を受け継いでいただく事と、新たな付加価値の創造というか、新たな価値の定義付けだと改めて感じた。

ENZOSHOP Inc. Kazunari Nakai