2023年、最初の解説はデイトナ16520初期モデルについて。
ここ数年、間違いなくヴィンテージにカテゴライズされたref.16520シリーズ。特に初期モデルはヴィンテージの地位を築きました。
ENZO SHOPでは、創業当初からデイトナ16520についてずっと注目し続け、特に初期モデルとPatrizziに関してはかなりの本数を取り扱ってきました。
今回は、その初期モデルについて簡単に解説します。
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1988年に誕生したDAYTONA16520はゼニス社製エルプリメロをベースにビート数(36,000から28,800ビートへ)を落とすなどの改良を加え、デイトナ初の自動巻となります。
初期のダイヤルは12時位置の”COSMOGRAPH”の文字が一段下がって文字盤にプリントされています。いわゆる「段落ち」「Floating COSMOGRAPH」「Floating dial」と呼ばれるものです。白に限っては、塗料の関係でポーセリンダイヤルが存在します。これらのダイヤルは、総称してマーク1ダイヤルと言われます。
次いで、4ラインと言われる12時側4列表記に。これは「OFFICIALLY CERTIFIED」の文字が無くなって1列減った事が原因です。これがマーク2ダイヤル。主にL番になります。
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ベゼルに付いては、上の画像の様に200の目盛りからスタートします。これは手巻きデイトナ6263や6265のベゼルの名残です。このベゼルがマーク1ベゼルとなります。
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こちらが225タキベゼル。いわゆるマーク2ベゼルです。L番からのスタートになります。
この様に、最初期のR・L番にしかないマーク1・2ダイヤル、マーク1・2ベゼルに絞って探してみるのも楽しいです。マーク1と2の組み合わさったモデルもありますので、迷った時は、ENZOSHOPまでお問い合わせ下さい。アドバイスさせて頂きます。
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同じモデルで年代違いや仕様の違いを見ていくのは楽しいものです。コレクションにも最適です。
ENZO / NAKAI